2019年01月31日

Đà Lạt ダラット初日の夜 ベトナム再訪 2019 その8



ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!; ラオ語でこんにちは!)Cafe & Bar ສະບາຍດີ店主です。


ベトナムへの買い付けの旅から帰ってきました。

弊店は通常営業しております。


ベトナムの旅の話はもう少し続きます。お付き合いください。


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チェックインしたユエン フォン ホテルの部屋を紹介する。これで1,519円。広さも一人にはもったいないくらい。ホーチミンで泊まったホテルの約半額だが、部屋の清潔さも含めて、何の不満もない。むしろ、ちょうどいいくらいだ。



Đà Lạt ダラットの夜


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ナイトマーケットに出かけてみた。


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バイクで出かけたのだが、駐輪場が分からない。前のバイクについていくと、市場の中に入り込んでしまった。狭い通路をバイクで走る。走るといっても、もちろん徐行しかできないわけだが。こんなシチュエーション、日本ではありえない。日本でこんなことをするのは、学校内に単車で侵入する暴やんくらいだろう。今やそれも絶滅したか。店主は実際に目にすることはなかったが、店主の友達は転校先の中学校の校舎をバイクが走っていたと言っていた。暴やんに憧れる日本の若者は、やはりベトナムに来るべきである。学校どころか、市場まで走れちゃうんだぜ。(ベトナムの学校内をバイクが走るというのは聞いたことないが)


もっとも、市場内をバイクで走ったところで、周りは何も驚かず至極当たり前のこととして道を空けてくれるだけだが。


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市場内をぐるっと回り、やっと見つけた駐輪場。逆回りに行っておけば、市場内を走る必要もなかったのに。市場内の方たち、ゴメンナサイ。


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市場に降りる大きな階段で多くの人たちが思い思いの時間を過ごす。休憩している者、屋台で購入したものを食べている集団、ぼんやり市場を見つめているカップル、それを眺める一人寂しくたたずむおっさん...ほっといてほしい。


そういえば昼間はここで、10人位のベトナム人の若者男女がキレッキレのHIP HOPダンスをしているのを撮影していたが、アイドルユニットなのだろうか?


ん?



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キミ!キミ、キミ!店主が生まれてこの方一度も味わったことのないような体験をしているね。ベトナム語だから全く分からないけど、「かわいい〜♡」なんて言われちゃってるんだろうね。


なんだろうね、店主とキミの差って。あ、いや、ヒトとイヌの違いとか抜きにしてね。モテる者とモタぬ者の違いね。


でもね、店主はここ数年でやっと気づいたことがあるんだよ。


「あ〜!ちくしょー!モテてーなー!」と叫んでいるくらいが、気が楽で実は幸せなんだってこと。人間、腹八分目が一番いいのだ。店主が八分目の人生を送っているのか、という疑問はさておいて。


だから、キミのことちっとも羨ましくなんかないんだよ。ホントだよ。ちきしょー、悔し涙を拭けよ、俺のバカ。


おや?


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実は先ほどから気になっていた。こんな帽子をかぶっている若者が目についていた。なんだ?ダラットで流行っているのか?


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そこで、店主も日本に住むベトナム人の友達にお土産として購入した。足のところにブロアー(カメラのレンズなんかに空気を送る道具)がついていて、それを押すと空気が送られて、耳がぴょこっと立つ。うぉおお!かわいいじゃないか。多分、友達にも似合うだろう。


帰国して友達にこのウサギ?の帽子を渡したら、「ワタシ、日本で見たことある。日本のは、電気がある。」という意味不明の言葉を口から出すもんだから、ネットで調べてみた。日本でも売ってるじゃねーか、俺のアホ。しかもLED球で足の部分が光る仕様になっているし。まあ、でも友達は性格がいいから喜んでくれたし、ヨシとしよう。ありがとう、友達。


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階段ではギターの弾き語りも始まっていた。店主の弟も高校時代にやっていたなー。


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市場の屋上で一杯飲むことにした。帰りはバイクを押して歩くことにしよう。


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屋内の向こうはビュッフェになっていたが、客は誰もいなかった。しばらくして3組くらいのお客がやって来た。安心した。


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下界を見下ろし、上空の風に吹かれながら(寒いからジャンパー着用)BIA SAIGONで一人乾杯する店主。「俺ってパリポー♡」とか思っているに違いない。ゼッタイ、脳味噌が沸いている。そもそも一人だとパーティーが成り立たへんしな。手すりの汚れ具合が哀しい...


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先ほどのアイドル犬がいた階段も見える。今日一日を振り返ってみた。ダラット、比較的バイクの数も少ないので静かだし、湖周りはとても景色がきれいだし、移動は丘が中心なのでアップダウンがあるけれど、バイクならそれもまた楽しい。とてもいい街だ。この時点で、ダラット一泊を二泊に延長すること決定。


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晩ご飯を食べる店を探してウロウロ。お昼ご飯を食べた店と同じ通りに、ひときわ明るい店を発見。




ベトナムの甘味「チェー」の店のようだ。「とても美味しいから、ぜひ一度食べていただきたい。お薦めの店である。」と言い切ってしまいたくなるような構えのいい店だ。ちなみに、甘いものが苦手な店主がチェーを食べたことは、一度もない。そう、たったの一度もだ。


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かなり散策を続けた結果、最終的に店主が選んだのはホテル近くのBBQ。しっかりしたものを食べたかったのだ。

まずは、BIA SAIGONで今日一日の反省を促す。反省とは、なにも悪いことをつらつらと挙げるだけではない。いいことも悪いことも、自分の行動を振り返ってそれでいいかを考えることをいう。うん、おっけー。店主の心の中のローラちゃんが即答した。ちなみにローラちゃんは店主好みの顔立ちをしているが、だからといって彼女のことを詳しく知っているわけではない。そもそも彼女の存在を知ったのは、店主の実姉がもの真似をしているから知るようになったし、さらにいい歳したおばちゃんが彼女の真似をしてもいいのかという...ゴニョゴニョゴニョ...


ヨーッ!(ベトナムの飲むときの掛け声)

場が静まり返ったときなんかに、誰かが叫んでコップを突き合わせて乾杯する。



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肉、野菜がセットになったものを注文。2,000円くらいしたので、ベトナムにしては高いなー。さすが焼肉、仕方ないか。と思っていたのだが、やって来たのは、軽く3人前。コストパフォーマンスがよすぎる。


2019年2月18日訂正

2,000円くらいしたと思っていたBBQセットだが、レシートを確認したら230,000VĐN(ドン)、つまり1,150円くらいである。ビール、チャーハンも含めてトータルで1,500円ほどだった。コストパフォーマンス最強である。


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アボカドも入ってた。アボカドを焼いて食べたのは、多分人生初だろう。これはこれでアリだ。甘いから見るだけで苦手な南京が、実は好物の茄子だと分かったのときのテンションの上がり方は、ハンパない。店員のお姉さんの手を握り、オクラホマミキサーを踊りだしたくなった。あ、いや。けっしてセクハラではない。


所謂ゲテモノがダメな人には内緒にしておくが、雛が3羽入っていた。うえぇ〜、焼き鳥のスズメは食べたことあるけど...と思い焼いてみたところ、柔らか〜い!気になっていた骨は、全くその存在を感じさせない。まあ、形がまんまなので、食べる時に少し抵抗があるけど...しかし、こうして出されてしまっている以上、全て美味しくいただくことが大事だろう。いただきます。感謝の気持ちを忘れずに。


ところで、店主はゲテモノ料理というものは存在しないと思っている。ゲテモノと感じるのは、自分が食べ慣れていないだけであり、異なる文化の中ではごく当たり前の食べ物だったりする。例えば、納豆だってナマコだってタコだってクジラだって、異なる文化からみれば、りっぱなゲテモノといえよう。店主の友達の外国人は生で魚や肉を食べたことがなかったから、寿司や鶏のタタキですら、彼女にとってみればゲテモノであった。異文化理解というのは、簡単なようでなかなか難しい。


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一緒に頼んだ、卵とニンニクの焼き飯も美味し〜い。なんなら、焼肉を注文せずにこれだけでも満足するくらいのおいしさだった。


本当に美味しかった焼肉3人前。しかしその量はハンパなかった。翌日、店主はその破壊神的な焼き肉の逆襲を受ける羽目になるとは、この時は思いもしなかった。


...


安心してほしい。こんな大仰に文を書くときはたいてい、たいしたことは起こっていないから。











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2019年01月27日

Đà Lạt ダラット初日 ベトナム再訪 2019 その7

MAPMENUPV貸し展示スペース旅の情報ノート

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なんだかへんてこなサボテンが丘の上に2つ

朝食を終え、ぶらっとバイクを走らせてツーリング。バス停からホテルへ送ってもらった際、街に大きな湖があり、とてもきれいだと思っていたので行って写真を撮ってみようと思い立つ。

湖を見下ろすように小高い丘の上にへんてこなサボテンが2つ建っていた。

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その時は何かのパビリオンかいなと思っていた程度だったが、帰国してから調べてみると、ベトナムでは高級?スーパーマーケットに位置するBIG Cが中に入っているとのことだった。しまった。お土産物を見ておきたかった。ダラットは初めて訪れるので、どのような品ぞろえがあるのか把握するには、スーパーは適切だ。別になにも買わなくてもいい、見るだけでも勉強になる。

Google Mapさまによるとその横にはオートキャンプ場もあるそうだが、まあ店主には関係ない。いや、詳しく調べたところ、どうやらキッズランドのようだった。誰だ、オートキャンプ場だなんて誤った情報を入れたのは?

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建物の途中に入り口らしきものがあったので、ふらふらと吸い込まれるようにして入る。メインゲートという感じではない。おそらくここからも出入りできるようにしてあるのだろう。このようなマイナーな出入り口を使ってしまうあたりに、店主のマイナー人生の王道を感じとる。

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奥には、ボーリング場があった。誰もいない。まあ、平日の朝だしな。

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なんと、その奥にはお化け屋敷があった。せっかくなので、入ってみることにした。お化け屋敷なんて、本当に久しぶり。子どもの頃に連れて行ってもらった遊園地以来ではなかろうか。

スタッフである、大学生のバイトらしきお兄ちゃんが一緒に来てくれる。なんで?と思ったが、たしかにお化け屋敷を一人で回ってもむなしいだけだ。お兄ちゃんと一緒に楽しむことにした。

が...!

昨今のお化け屋敷のクォリティーの高さは何だ?

足元もおぼつかないような暗がりの中、シリコン樹脂によるぶよぶよとしたお化けが気持ち悪く店主にあたってくる。ブワァーっと吹きつけるドライヤーの熱風。気がつけば、お兄ちゃんを先頭に店主がその後をついて回っていた。なに、このチキンハート?

あれ?なんか足元にけっこうでかいものが転がっているぞ。ナニコレ?

ああ、気にしないで。お兄ちゃんはそう言うが、どうしても気になり、ちょっとルール破りかもしれないけど、iPhoneのライトで照らしてみた。

1m弱のT-Rexの子どもが転がっていた。無残にも一部ちぎれて...

なあ、これは直しておいた方がいいぞ。デキも悪くないんだから。

値段は37,400VĐN(190円)...だったと思う。どんなお金かというと、店主がサイゴンでお姉さんに引き込まれて入ったお店のビール代よりも安い。お姉さんに奢ってあげたドリンク一杯の3分の1くらいの値段。そして、大衆食堂で食べるお昼ご飯よりちょっと高いくらい。

これでハッキリと分かったことがある。お化け屋敷なんてカップルで行くものであって、いい歳したおっさんが一人で行くもんじゃないということ。

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その後上の方をウロウロしていたら、完成間近っぽいホールに出くわした。その最上階に上がるのにうっすらと埃の積もった廊下や階段を進むのだが、まるでダンジョンだ。最上階の座席には、一人のお兄ちゃんが横になって熟睡していた。周りには人の気配が全くない。なあ、さっきのお化け屋敷よりもよっぽど怖いぞ、このシチュエーション。

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再び外に出てみる。ベトナム人観光客がそれぞれ記念撮影に励んでいる。写真を撮ったり三脚を貸し出したりするカメラマンの姿も目立つ。ダラットに着いたときは晴れていた空も、ここに来る頃には曇り空からぽつぽつ小雨が降っている状態になってしまった。明日もう一度写真を撮りに来ようか?

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湖の近くの噴水。この辺りが街の中心地になるのだろうか。バイクの数もこの辺りでは多い気がするが、ホーチミンの殺人的なバイクの数に比べたらかわいいものだ。まあ、それでもロータリーはいろいろな方向から車両が進入してくるので、油断してはいけない。

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ホテルへの帰り道見つけた、ライダーズカフェ Woodstock coffee Đà Lạt

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店の入り口にあるこの赤いDUCATIを見つけて、ライダーズカフェだと確信。

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CB750Fourの兄弟分、650Four。輸出車だったと思う。

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店内のデコレーション。センスが光る。

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音響はこちらのシステムで。中枢はiPadだった。音量音質ともに心地よい音楽で、とても満足。

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店内はけっこうお客さんで賑わっているが、それ以上に広いスペースのために窮屈感は全くない。

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カウンター前に展示されているのはBMW R 60/6

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日本語を話すスタッフのお姉さん。撮影と掲載許可をいただいた。なんていい娘なんだ。彼女に限らず、スタッフのお兄さんもお姉さんも皆、親しみやすくそれでいててきぱきと動き、とても感じがいい。

Woodstock coffee Đà Lạtの地図はこちら

そんなお姉さんにお昼ご飯のお薦めを訊いてみた。ベトナムの料理で、お姉さんがよく食べに行くところがいいな、と。

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いったんホテルに戻り、チェックインする。その後お昼ご飯を食べに、お姉さんのお薦めの店へ。Google Mapsさま、さすがである。いとも簡単にお薦めの店まで連れて行ってくれた。お姉さん、本当にありがとう。因みにこの店のトイレの個室は内側から鍵をかけられず、おまけに強く閉めると、内側から引いて開けるタイプのドアくせに取っ手がないので開けられないという、とんでもないトラップを仕掛けてある。スタッフがトイレの前を通るのを待つ店主。岩に押さえつけられた孫悟空が、三蔵法師と出会う時の気持ちが痛いほど分かった。しかしスタッフのお兄さんはものすごく丁寧に謝り、対応もきちんとしている。いい店だ。



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2019年01月26日

ベトナムのバイク事情 ベトナム再訪 2019 その6

MAPMENUPV貸し展示スペース旅の情報ノート

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ベトナムへの買い付けの旅から帰ってきました。
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ベトナムの楽園 Đà Lạt ダラット

ついにこの地にやってきた。ベトナム人が新婚旅行で訪れる地ダラット。高地にありとてもいいところだとは、「地球の歩き方」やベトナム人の口から聞いて知っていた。ここには一泊して、次の日には2018年ミスユニバースベトナム代表の故郷があるダクラク省へ行く予定だ。

とりあえず、ホテルへ無料送迎バスで送ってもらう。

ユエン フォン ホテル

バスターミナルで時間をつぶしたものの、それでもまだホテルへの到着が早かったので10時まではチェックインできないという。そこでバイクをレンタルして、ダラットの街を探検することにした。

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YAMAHAのバイクにじっくり乗るのは、初めてかもしれない。決して新しいバイクではないが、エンジンもよく回るしブレーキもきっちり利く。優等生というイメージがぴったりのバイクだ。

外国でバイクをレンタルしたときは、まずガソリンを入れなければならない。日本では満タンで返すのが原則だが、外国ではその必要がない。だからたいてい借りた時はほぼガソリンが入っていない状態になっている。

ここで断っておくが、店主は他人に外国でバイクに乗ることを決してお勧めはしない。特にベトナムはウィーン条約の国際運転免許証に批准しており、日本が批准しているジュネーブ条約の国際運転免許証とは相互関係がない。つまり、日本で国際運転免許証を取得しても、ベトナムでは無免許運転になってしまうのだ。

調べてみると、日本の運転免許証をベトナムの運転免許証に書き換える方法というのがあった。長期滞在される方でバイクを必要とされる方は、参考にされてみてはいかがだろうか。

実際無免許で運転した場合、事故を起こすなどしない限り、無免許運転を摘発されることはないだろう。しかし万が一事故を起こしてしまった場合、保険等一切効かないことを覚悟しなくてはならない。それは自分の被害に対してだけではなく、相手の被害に対してもだ。

ただ、少し楽観的なことを書くと、ベトナムの交通事情では、街中でスピードを出すことはできない。渋滞しているからだ。そういった意味では、お互い猛スピードでぶつかるケースはまあまりないと考えてもいいだろう。もちろん、油断は禁物だが。

店主が思う、ベトナムでのバイクの運転のコツを少し書いてみる。
ベトナムは日本と反対で車両は右側通行である。

交差点進入は速度を落として
日本の場合、信号のない交差点では優先道路があり、また、優先関係が定まらないところでは左方優先だ。自分が優先のつもりでベトナムの交差点に進入すると、横から進入してくるバイクや車が戸惑う。え?オマエなんでそんな遠くからスピード上げて入ってくんねん?

ベトナムの交差点は、速度を落として進入。相手の動きを見て速度を変える。時には自分が止まる決断も。そして、逆走車の存在にも注意を。左を見て右見て左を見て、さらに右を見る必要がある。そして進行方向から怖ろしい角度でショートカットしてくる左折車にも注意が必要だ。ベトナムでは、「かもしれない運転」ではなく、「だろう運転」をする必要がある。あのバイク突然曲がってくる「だろう」。逆走車がやってくる「だろう」。常に最悪の想定をする「だろう運転」である。

横道から進入するバイクは、こちらに一瞥もくれない。
自分が明らかに本線である太い幹線道路を走っていも、横から侵入してくるバイクは、こちらを見ない。車のドライバーまで注意してみたことはないが、もしかすると車もそうなのかもしれない。サッカーなどでいうノールックパスという高等技術をやってのけるのだ。だから、こちらは常に横道からバイクが進入してくる「だろう」と思って運転する必要がある。そして、ほぼ100%といっていいくらい実際に進入してくる。それくらい街にバイクがあふれているのだ。

思い切ってクラクションを鳴らす。
ベトナムの町中をクラクションが鳴り響く。非常にうるさい。できれば、クラクションを鳴らさずに走りたいものだ。しかし、それは大きな間違いである。ベトナムでクラクションを鳴らすのは、なにも相手に「どけどけ!」とか「なにしとんねん。」と怒りをぶつけているのではない。「おいおい。ここにオレおるからなー。存在に気づいてやー。」という自己主張なのだ。横道からノールックで本線に進入してくるバイク。タイミングによっては、こちらとぶつかりそうになる時もある。そんなとき、クラクションを鳴らして相手にこちらの存在に気づいてもらう。そう、ベトナムで鳴らすクラクションは、自分の身を守る策だったのだ。日本で走っているとクラクションを鳴らす機会というのはそれほどないが、ベトナムではクラクションをとっさに鳴らせるように練習しておくべきかもしれない。

煽り運転当たり前!
日本で問題視されている煽り運転。しかしベトナムではそんなことはしょっちゅうだ。車間距離はとにかく狭い。さらに、車線をまたいで走るのも当然のように行われている。なんなら、車線引かなくてもええんとちゃう?インフラ代省けるやん。とさえ、思ってしまう。店主のようにトロトロ走っていると、後ろから追い抜いていくバイク。日本のように車線を変更して追い抜くのではなく、店主のすぐ横を抜いていく。それも左側からだけでなく、右側からも。一車線を2台のバイクが並走するという光景もよく目にする。お互い楽しそうに話をしながら。信号待ちしていたシグナルが青に変わり、一斉に走り出す。車線なんか関係ない。ロータリー式の交差点ではあらゆる方向から車、バイクが入り乱れて侵入する。店主はテレビや漫画でしか知らないが、暴走族の集会とはこんな感じなのではなかろうか。蛇行運転こそしないものの、自由自在に走るのは、同じだと思う。店主の持論では、日本で暴走する若者(最近は恥ずかしいことにいい歳したおっちゃんたちもいるが)は、ベトナムに行くべきだと思う。毎日集会気分を楽しめる。そして、竹やりの代わりに本物の竹竿を積んだり、鶏をバイクが埋もれてしまうくらい積んだりしてデコレーションすればいい。その方が生産的だ。ベトナム人もきっと認めてくれるだろう。

ベトナムで交通事故が起こるわけ
店主が見たベトナムの交通事故は、バイクがスピードを出して転倒。今思えば、なぜ転倒したのかも分からない。段差に乗り上げてしまったのか。ベトナムの舗装道路は場所によってかなり悪く、くぼんでいることも少なくない。カーブの途中で握りこぶし大の石ころに乗り上げて転倒した西洋人のお兄ちゃん。そして、交差点進入時に二人乗りバイクと接触した、荷物を積んだおっちゃんのバイク。もちろんスピードは出ていないために両者に大きなけがはなかった。しかし、おっちゃんの荷物が倒れ、道にはそこから飛び出した、50匹はくだらないと思われる20p大の鰻がニョロニョロ。そう、店主が思うベトナムの交通事故の原因は過積載にあると思う。この過積載バイクが結構クセモノで、なにかの拍子に倒れようものなら、こちらまで巻き込まれる可能性も高い。それ、バイクよりも体積とってますよね?というくらい荷物を積むバイクだって走っているのだ。

最後に、店主が不思議に思うベトナムの交通マナーを挙げておく。
ウィンカーを出さずに車線変更。これ、日本でもたまに見かける。うっかりウィンカーを出し忘れたというのならまだ許そう。しかしそう何度も何度も出し忘れへんやろ。というか、出すのも面倒だと思っているやろ。みんながみんな、あなたのようなニュータイプではないのだよ。「見える!見えるぞ。私にも敵が見える。」とか言って陶酔しながら運転してるやろ?日本でもベトナムでも、やめてくれ本当に。

ハザードランプをつけながらぶっ飛ばす長距離バス。
バトルサインなのだろうか。いや、なぜそこでハザードを出すのか理解できない。理由を知っている方がいれば、ご教授いただけるとありがたい。

停留所で1秒もせずに停車から発進するバス。
左側を追い越そうとした瞬間に、バスがウィンカーを出して発進。いや、道路交通法上は停車してなかったやろ、今。まあ、ウィンカーを出すだけマシか。

とまあ、思い出すだけでこれだけベトナムでの運転の危険性が挙げられる。外国での運転は安易にしてはいけない。

とはいえ、バイクがあるといつでもどこにでも行けて便利なのも確かだ。リスクを考慮したうえで必要ならば、免許証を書き換えるということもアリだと思う。

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というわけで、バイクに乗って出かけた。まずはガソリンスタンドを探しに行ったのだが、ホテルのスタッフに聞いた情報ではうまく見つけることができなかった。目についた市場横の大衆食堂で朝ご飯。Bún Bò Gìo Heoブンボージオヘオ 100円

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隣の大衆カフェでモーニングコーヒー。

その後近くにいた人にガソリンスタンドの場所を聞くと、親切に教えてくれた。とりあえず、これでこの後の移動は、ガソリン切れの心配なし。



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