ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!;ラオ語でこんにちは!)Cafe & Bar ສະບາຍດີ店主です。
今回は買い付けのためにベトナムへ来ています。
毎年のように行っていたハノイとダナンに加え、今回は久しぶりのホーチミンと初めてのダラットにも訪れる予定です。
サイゴンの狂った夜
ホーチミンの戦争証跡博物館を後にして、お昼ご飯をとることにした。本当は友達と約束していたのだが、友達の都合が急遽悪くなり、一人で食べることになった。
Quán Ăn Ngon 138は、ベトナム料理が割と手頃な価格で食べられる有名な店。
正直、一人で食べるのは辛い。一皿の量が多いからだ。
春巻きのコンボと鰻のお粥を頼んだが、案の定一人で食べるにはきつかった。
贅沢な悩みである。がんばって完食。
なんとも親切な設計のトイレ。足の長さに合わせて右の方が高く設置されている。
もちろん、店主は写真のさらに左のトイレを使用した。書いてて、悲しくなってきた。
で、レストランの話なのになぜ肝心の料理の写真がないのかというと、ちょうどiPhoneのバッテリーが切れたからである。
なんとも情けない話。デジイチで撮影しておいたが、旅先のiPad編集では、どうしようもない。
とにかくお腹がいっぱいなので、食後に運動をすることにした。遠回りをして帰る。
川の近くを通ったところ、遊歩道があったので、後でここでSaxの練習をすることにする。
ホテルのすぐ近くにあるジュース屋さん。そこに愛想の良い店員がいたので、休憩がてら注文。
こちらはマンゴースムージー。いうまでもなく美味。
この日はサッカーのベトナム戦があったようで、時折歓声が街中を走る。
川までSaxを担いで歩く。最近は日本企業がアジアの看板界から姿を消したと思っていたが、なんのなんの。
80年代に比べれれば確かに勢いは衰えたかもしれないが、がんばってほしい。
ここまで20分ほど。秘密兵器折りたたみ椅子を出して、Saxを吹く。
誰も声をかけてこない。お金をくれるわけでもない。
もちろんお金が目的でない。お金を入れるための箱やSaxケースを開けたりなんかしない。
音楽がきっかけで交流ができたらいいなと思うのである。
こんなすごいビルも建っているのか、ホーチミン。すごいな。
なんかグニャグニュしたものが動いてくると思ったら、小さなヘビだった。
慌てすぎたために、動画を撮ったつもりが写真だった。しかもピンボケ。
まあ、店主の驚きぶりが現れていると思っていただければ、幸いである。
1時間も吹いたところでレパートリーも終了。歩いて帰る途中、なんだかステキな肉屋さんを発見。
明日のお昼ご飯はここでとることに決めた。
さて、ホテルに戻って仮眠をとる。
というのも、別の友人に連絡を取ったところ、仕事終わりに会えるという。
その仕事が終わるのが23時だという。これは早めに寝て早めに起きなければ、夜の弱い店主には辛い。
0時前のホーチミン。それまでの喧騒が嘘のように静まり返るが、かといって人がいないわけではない。夜になって活動する人もいる。日本と同じか、むしろ日本よりも多いかもしれない。
2時過ぎまで友人と話し込む。社会主義のベトナムであるが、夜中に出歩いても問題ないらしい。同じく社会主義の隣のラオスでは、0時過ぎに出歩くと警察に止められ、袖の下を渡して帰ってこなければならない。
帰り道。こうして人通りの少ない道もある。さすがに気をつけて歩いた。といっても、気をつけるべき相手もいないくらい静かだった。
店先にお姉さんがたくさんスタンバっているBAR。外から覗くと、西洋人のお客さんが目立つ。日本人を含めてアジアのお客さんは見なかった。もちろんたまたまかもしれないが、おそらく多くのアジアのお客さんはブイビエン通りに行くのだろう。
突然、目の前でバイクが嫌な音を立てて転倒する。西洋人のお兄ちゃんがむっくりと起き上がる。幸い大した怪我はないようだ。
道の石ころを拾い、腹立だしそうにすみに投げる。どうやらカーブの途中に乗り上げてしまったらしい。
転がった缶ビールが小さな音とともに泡を吹いている。おもむろにそのビールを拾い上げ、礼を言うとバイクに乗って走り去った。明日の朝、体のあちこちが痛いだろうな。
そして、ホテルの近くのブイビエン通りに戻ってド肝を抜かした。
街中を揺るがす重低音がいまだに響いているのだ。あちこちのBARからいまだに音楽が大音量で聞こえてくるのだ。もちろん、もうすでに閉めている店もある。しかし、決して少なくはない店がまだ開いている。朝の3時過ぎ。ここは本当に社会主義国なのか?
ベトナム戦争を戦い導いたホーチミン氏。ベトナム人から慕われているホーチミン氏。贅沢に溺れることなく生涯質素な生活を貫いたというホーチミン氏。サイゴンか陥落し、彼の名前のついたホーチミン市。それが、これか。
ホーチミン氏も嘆いているのではないか。そう思った。まさに狂った街だ。
が、すぐに考え直した。もしかすると、これがサイゴンの街の本来の姿なのかもしれない。フランスの植民地に敷かれ、よくも悪くもフランスの文化が入り込んだ街。当時からきらびやかな夜を演出していたに違いない。
旅人の一人にすぎない店主がどう思おうが、サイゴンの夜は悠久の流れを止めることはない。
ベトナム再訪2019年度版 目次
ベトナムでの会話に抜群の威力!旅の指さし会話帳
ベトナム料理編 食べる指さし会話帳
安く済ませるなら、前の版を。

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