2019年01月26日

ベトナムのバイク事情 ベトナム再訪 2019 その6

MAPMENUPV貸し展示スペース旅の情報ノート

ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!; ラオ語でこんにちは!)Cafe & Bar ສະບາຍດີ店主です。

ベトナムへの買い付けの旅から帰ってきました。
弊店は通常営業しております。

ベトナムの旅の話はもう少し続きます。お付き合いください。

ベトナムの楽園 Đà Lạt ダラット

ついにこの地にやってきた。ベトナム人が新婚旅行で訪れる地ダラット。高地にありとてもいいところだとは、「地球の歩き方」やベトナム人の口から聞いて知っていた。ここには一泊して、次の日には2018年ミスユニバースベトナム代表の故郷があるダクラク省へ行く予定だ。

とりあえず、ホテルへ無料送迎バスで送ってもらう。

ユエン フォン ホテル

バスターミナルで時間をつぶしたものの、それでもまだホテルへの到着が早かったので10時まではチェックインできないという。そこでバイクをレンタルして、ダラットの街を探検することにした。

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YAMAHAのバイクにじっくり乗るのは、初めてかもしれない。決して新しいバイクではないが、エンジンもよく回るしブレーキもきっちり利く。優等生というイメージがぴったりのバイクだ。

外国でバイクをレンタルしたときは、まずガソリンを入れなければならない。日本では満タンで返すのが原則だが、外国ではその必要がない。だからたいてい借りた時はほぼガソリンが入っていない状態になっている。

ここで断っておくが、店主は他人に外国でバイクに乗ることを決してお勧めはしない。特にベトナムはウィーン条約の国際運転免許証に批准しており、日本が批准しているジュネーブ条約の国際運転免許証とは相互関係がない。つまり、日本で国際運転免許証を取得しても、ベトナムでは無免許運転になってしまうのだ。

調べてみると、日本の運転免許証をベトナムの運転免許証に書き換える方法というのがあった。長期滞在される方でバイクを必要とされる方は、参考にされてみてはいかがだろうか。

実際無免許で運転した場合、事故を起こすなどしない限り、無免許運転を摘発されることはないだろう。しかし万が一事故を起こしてしまった場合、保険等一切効かないことを覚悟しなくてはならない。それは自分の被害に対してだけではなく、相手の被害に対してもだ。

ただ、少し楽観的なことを書くと、ベトナムの交通事情では、街中でスピードを出すことはできない。渋滞しているからだ。そういった意味では、お互い猛スピードでぶつかるケースはまあまりないと考えてもいいだろう。もちろん、油断は禁物だが。

店主が思う、ベトナムでのバイクの運転のコツを少し書いてみる。
ベトナムは日本と反対で車両は右側通行である。

交差点進入は速度を落として
日本の場合、信号のない交差点では優先道路があり、また、優先関係が定まらないところでは左方優先だ。自分が優先のつもりでベトナムの交差点に進入すると、横から進入してくるバイクや車が戸惑う。え?オマエなんでそんな遠くからスピード上げて入ってくんねん?

ベトナムの交差点は、速度を落として進入。相手の動きを見て速度を変える。時には自分が止まる決断も。そして、逆走車の存在にも注意を。左を見て右見て左を見て、さらに右を見る必要がある。そして進行方向から怖ろしい角度でショートカットしてくる左折車にも注意が必要だ。ベトナムでは、「かもしれない運転」ではなく、「だろう運転」をする必要がある。あのバイク突然曲がってくる「だろう」。逆走車がやってくる「だろう」。常に最悪の想定をする「だろう運転」である。

横道から進入するバイクは、こちらに一瞥もくれない。
自分が明らかに本線である太い幹線道路を走っていも、横から侵入してくるバイクは、こちらを見ない。車のドライバーまで注意してみたことはないが、もしかすると車もそうなのかもしれない。サッカーなどでいうノールックパスという高等技術をやってのけるのだ。だから、こちらは常に横道からバイクが進入してくる「だろう」と思って運転する必要がある。そして、ほぼ100%といっていいくらい実際に進入してくる。それくらい街にバイクがあふれているのだ。

思い切ってクラクションを鳴らす。
ベトナムの町中をクラクションが鳴り響く。非常にうるさい。できれば、クラクションを鳴らさずに走りたいものだ。しかし、それは大きな間違いである。ベトナムでクラクションを鳴らすのは、なにも相手に「どけどけ!」とか「なにしとんねん。」と怒りをぶつけているのではない。「おいおい。ここにオレおるからなー。存在に気づいてやー。」という自己主張なのだ。横道からノールックで本線に進入してくるバイク。タイミングによっては、こちらとぶつかりそうになる時もある。そんなとき、クラクションを鳴らして相手にこちらの存在に気づいてもらう。そう、ベトナムで鳴らすクラクションは、自分の身を守る策だったのだ。日本で走っているとクラクションを鳴らす機会というのはそれほどないが、ベトナムではクラクションをとっさに鳴らせるように練習しておくべきかもしれない。

煽り運転当たり前!
日本で問題視されている煽り運転。しかしベトナムではそんなことはしょっちゅうだ。車間距離はとにかく狭い。さらに、車線をまたいで走るのも当然のように行われている。なんなら、車線引かなくてもええんとちゃう?インフラ代省けるやん。とさえ、思ってしまう。店主のようにトロトロ走っていると、後ろから追い抜いていくバイク。日本のように車線を変更して追い抜くのではなく、店主のすぐ横を抜いていく。それも左側からだけでなく、右側からも。一車線を2台のバイクが並走するという光景もよく目にする。お互い楽しそうに話をしながら。信号待ちしていたシグナルが青に変わり、一斉に走り出す。車線なんか関係ない。ロータリー式の交差点ではあらゆる方向から車、バイクが入り乱れて侵入する。店主はテレビや漫画でしか知らないが、暴走族の集会とはこんな感じなのではなかろうか。蛇行運転こそしないものの、自由自在に走るのは、同じだと思う。店主の持論では、日本で暴走する若者(最近は恥ずかしいことにいい歳したおっちゃんたちもいるが)は、ベトナムに行くべきだと思う。毎日集会気分を楽しめる。そして、竹やりの代わりに本物の竹竿を積んだり、鶏をバイクが埋もれてしまうくらい積んだりしてデコレーションすればいい。その方が生産的だ。ベトナム人もきっと認めてくれるだろう。

ベトナムで交通事故が起こるわけ
店主が見たベトナムの交通事故は、バイクがスピードを出して転倒。今思えば、なぜ転倒したのかも分からない。段差に乗り上げてしまったのか。ベトナムの舗装道路は場所によってかなり悪く、くぼんでいることも少なくない。カーブの途中で握りこぶし大の石ころに乗り上げて転倒した西洋人のお兄ちゃん。そして、交差点進入時に二人乗りバイクと接触した、荷物を積んだおっちゃんのバイク。もちろんスピードは出ていないために両者に大きなけがはなかった。しかし、おっちゃんの荷物が倒れ、道にはそこから飛び出した、50匹はくだらないと思われる20p大の鰻がニョロニョロ。そう、店主が思うベトナムの交通事故の原因は過積載にあると思う。この過積載バイクが結構クセモノで、なにかの拍子に倒れようものなら、こちらまで巻き込まれる可能性も高い。それ、バイクよりも体積とってますよね?というくらい荷物を積むバイクだって走っているのだ。

最後に、店主が不思議に思うベトナムの交通マナーを挙げておく。
ウィンカーを出さずに車線変更。これ、日本でもたまに見かける。うっかりウィンカーを出し忘れたというのならまだ許そう。しかしそう何度も何度も出し忘れへんやろ。というか、出すのも面倒だと思っているやろ。みんながみんな、あなたのようなニュータイプではないのだよ。「見える!見えるぞ。私にも敵が見える。」とか言って陶酔しながら運転してるやろ?日本でもベトナムでも、やめてくれ本当に。

ハザードランプをつけながらぶっ飛ばす長距離バス。
バトルサインなのだろうか。いや、なぜそこでハザードを出すのか理解できない。理由を知っている方がいれば、ご教授いただけるとありがたい。

停留所で1秒もせずに停車から発進するバス。
左側を追い越そうとした瞬間に、バスがウィンカーを出して発進。いや、道路交通法上は停車してなかったやろ、今。まあ、ウィンカーを出すだけマシか。

とまあ、思い出すだけでこれだけベトナムでの運転の危険性が挙げられる。外国での運転は安易にしてはいけない。

とはいえ、バイクがあるといつでもどこにでも行けて便利なのも確かだ。リスクを考慮したうえで必要ならば、免許証を書き換えるということもアリだと思う。

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というわけで、バイクに乗って出かけた。まずはガソリンスタンドを探しに行ったのだが、ホテルのスタッフに聞いた情報ではうまく見つけることができなかった。目についた市場横の大衆食堂で朝ご飯。Bún Bò Gìo Heoブンボージオヘオ 100円

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隣の大衆カフェでモーニングコーヒー。

その後近くにいた人にガソリンスタンドの場所を聞くと、親切に教えてくれた。とりあえず、これでこの後の移動は、ガソリン切れの心配なし。



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2019年01月17日

ベトナムのワン・ツー ベトナム再訪 2919年度版 その5

MAPMENUPV貸し展示スペース旅の情報ノート

ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!;ラオ語でこんにちは!)Cafe & Bar ສະບາຍດີ店主です。

ベトナム買い付けの旅から無事帰ってきました。
旅先のiPadでのブログ編集は思った以上に厳しく、なかなか更新が進まずすみませんでした。もうしばらくお付き合いください。

ベトナムのワン・ツー

まずは、前回レストランを紹介したのに料理の写真が一枚も掲載されず、あろうことかトイレの写真を紹介されてしまったQuán Ăn Ngon 138の料理の写真から。ちなみに現地でも有名なお店です。

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やはりホーチミン(元サイゴン)では、ビア サイゴンを。

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注文したのは、春巻きのセットに鰻のお粥。一人分の量ではない。
しかし美味。

それでは、話を戻してこの日のことを。
お昼ご飯は、昨日見つけておいたお肉屋さんがやっている食堂で取ることにした。

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昨日見つけた精肉屋が併設している食堂。地元のリーマン達で賑わっていた。250円くらいして、ローカル食堂にしては少し高いなと思ったけど、ボリューム満点のその量に納得。安い!

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こちらは、イチゴとオレンジとマンゴーのスムージー。125円。超絶美味。

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晩ご飯はおつまみ程度に揚げ春巻きを。食が進んでしまう〜。体重増加がオソロシイ。

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ホテルの前にあるレストランでマンゴースムージーを。日本だと高価なのでついついマンゴーばかり選んでしまうこのビンボー症をなんとかしなければいけない。

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腹ごなしの散策中に発見。ブイビエン通りを少し離れたところにある市場と屋台。ここなら一食200円しないくらい。そうだよね。それくらいが相場だよね。
ベトナムの物価も上がったなと思い込んでいたがなんのことはない、観光客料金に慣らされてしまっていただけだった。

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例の愛想のいい 店員のいるジュース屋さん。パッションフルーツジュースにしたが、ここはスムージーにしておけばよかった。

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店主が夜行バスを使う時の秘策。乗車前に頭を洗っておいてもらうと、次の日の朝、気持ち良さが全く違う。頭が軽くなったような目覚めを感じることができるのだ。脂症のおっさんだから感じること?

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渡されたバスチのケットをよく見て、一瞬思考が止まる。ちょっと待て!ツアーオフィスで払ったのは、280,000VĐNだったぞ。

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ほらね。280,000VĐN。それが220,000VĐN?ブッキングツアーオフィスの手数料が60,000VĐN、つまり300円。まあ、300円くらいいいじゃないか、というのは大きな間違い。ベトナムだと、お昼ご飯を食べてお釣りがくる。
しかも、その手数料が、チケットを電話で取ってくれて、歩いて3分ほどのバス会社まで連れて行ってくれただけ。荷物を運んでくれたわけでもない。ただ先導してくれただけ。自分で直接バス会社まで行けばよかった…またしてもベトナムに負けた。ワン・ツーパンチがクリーンヒットした瞬間だった。それにしても打たれ弱いな、店主。

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ホテルからすぐのバス会社。荷物が多くなければ、一人でやってきたのに。

調べたところ、宿泊先のホテルからは2分だった orz
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バス会社 FUTA Bus Lines
HPは、ベトナム語と英語のどちらかだけの表記。

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寝台バスの中。角度調節自在の座椅子になっていて、寝るときはほぼ水平まで倒れる。そのため、かなり楽。

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座席のうしろには、このように履いていた靴を収納するスペースがある。バス内は土足厳禁で、出入り口でビニール袋を渡される。

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ついに着いたダラットのバス停。早朝のためホテルに着いてもチェックインできないだろうから、待合室で待つことにした..

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小さなミニバンでホテルまで行く。いくら?と聞いたら、まさかの無料。各自のホテルまで送ってくれるのだ。しかも帰りは、ホテルからバス停までも、無料でピックアップしてくれる。元々のチケット代に料金が含まれていると考えることもできるが、ぜひ、世界中のバス会社に見習ってほしい。少なくとも観光客にとっては、非常にありがたいサービスであることは間違いない。交渉で疲れることもない。

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早朝のダラットの空。キレイだが、寒い。寒いぞ。

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待合室はかなり広い。寒いからだろう、カップ麺を購入する客が多かった。

というわけで、ベトナム人が新婚旅行先に選ぶステキな町ダラット編がいよいよ始まる。
ダラットは、店主を襲ってこないよね?



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2019年01月16日

サイゴンの狂った夜 ベトナム再訪 2019年度版 その4

MAPMENUPV貸し展示スペース旅の情報ノート

ສະບາຍດີ!(さばいでぃー!;ラオ語でこんにちは!)Cafe & Bar ສະບາຍດີ店主です。

今回は買い付けのためにベトナムへ来ています。
毎年のように行っていたハノイとダナンに加え、今回は久しぶりのホーチミンと初めてのダラットにも訪れる予定です。

サイゴンの狂った夜

ホーチミンの戦争証跡博物館を後にして、お昼ご飯をとることにした。本当は友達と約束していたのだが、友達の都合が急遽悪くなり、一人で食べることになった。

Quán Ăn Ngon 138は、ベトナム料理が割と手頃な価格で食べられる有名な店。
正直、一人で食べるのは辛い。一皿の量が多いからだ。

春巻きのコンボと鰻のお粥を頼んだが、案の定一人で食べるにはきつかった。
贅沢な悩みである。がんばって完食。

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なんとも親切な設計のトイレ。足の長さに合わせて右の方が高く設置されている。
もちろん、店主は写真のさらに左のトイレを使用した。書いてて、悲しくなってきた。

で、レストランの話なのになぜ肝心の料理の写真がないのかというと、ちょうどiPhoneのバッテリーが切れたからである。
なんとも情けない話。デジイチで撮影しておいたが、旅先のiPad編集では、どうしようもない。

とにかくお腹がいっぱいなので、食後に運動をすることにした。遠回りをして帰る。
川の近くを通ったところ、遊歩道があったので、後でここでSaxの練習をすることにする。

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ホテルのすぐ近くにあるジュース屋さん。そこに愛想の良い店員がいたので、休憩がてら注文。
こちらはマンゴースムージー。いうまでもなく美味。

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この日はサッカーのベトナム戦があったようで、時折歓声が街中を走る。

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川までSaxを担いで歩く。最近は日本企業がアジアの看板界から姿を消したと思っていたが、なんのなんの。
80年代に比べれれば確かに勢いは衰えたかもしれないが、がんばってほしい。

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ここまで20分ほど。秘密兵器折りたたみ椅子を出して、Saxを吹く。
誰も声をかけてこない。お金をくれるわけでもない。
もちろんお金が目的でない。お金を入れるための箱やSaxケースを開けたりなんかしない。
音楽がきっかけで交流ができたらいいなと思うのである。

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こんなすごいビルも建っているのか、ホーチミン。すごいな。

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なんかグニャグニュしたものが動いてくると思ったら、小さなヘビだった。
慌てすぎたために、動画を撮ったつもりが写真だった。しかもピンボケ。
まあ、店主の驚きぶりが現れていると思っていただければ、幸いである。

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1時間も吹いたところでレパートリーも終了。歩いて帰る途中、なんだかステキな肉屋さんを発見。
明日のお昼ご飯はここでとることに決めた。

さて、ホテルに戻って仮眠をとる。
というのも、別の友人に連絡を取ったところ、仕事終わりに会えるという。
その仕事が終わるのが23時だという。これは早めに寝て早めに起きなければ、夜の弱い店主には辛い。

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0時前のホーチミン。それまでの喧騒が嘘のように静まり返るが、かといって人がいないわけではない。夜になって活動する人もいる。日本と同じか、むしろ日本よりも多いかもしれない。

2時過ぎまで友人と話し込む。社会主義のベトナムであるが、夜中に出歩いても問題ないらしい。同じく社会主義の隣のラオスでは、0時過ぎに出歩くと警察に止められ、袖の下を渡して帰ってこなければならない。


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帰り道。こうして人通りの少ない道もある。さすがに気をつけて歩いた。といっても、気をつけるべき相手もいないくらい静かだった。


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店先にお姉さんがたくさんスタンバっているBAR。外から覗くと、西洋人のお客さんが目立つ。日本人を含めてアジアのお客さんは見なかった。もちろんたまたまかもしれないが、おそらく多くのアジアのお客さんはブイビエン通りに行くのだろう。

突然、目の前でバイクが嫌な音を立てて転倒する。西洋人のお兄ちゃんがむっくりと起き上がる。幸い大した怪我はないようだ。
道の石ころを拾い、腹立だしそうにすみに投げる。どうやらカーブの途中に乗り上げてしまったらしい。
転がった缶ビールが小さな音とともに泡を吹いている。おもむろにそのビールを拾い上げ、礼を言うとバイクに乗って走り去った。明日の朝、体のあちこちが痛いだろうな。

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そして、ホテルの近くのブイビエン通りに戻ってド肝を抜かした。
街中を揺るがす重低音がいまだに響いているのだ。あちこちのBARからいまだに音楽が大音量で聞こえてくるのだ。もちろん、もうすでに閉めている店もある。しかし、決して少なくはない店がまだ開いている。朝の3時過ぎ。ここは本当に社会主義国なのか?

ベトナム戦争を戦い導いたホーチミン氏。ベトナム人から慕われているホーチミン氏。贅沢に溺れることなく生涯質素な生活を貫いたというホーチミン氏。サイゴンか陥落し、彼の名前のついたホーチミン市。それが、これか。

ホーチミン氏も嘆いているのではないか。そう思った。まさに狂った街だ。

が、すぐに考え直した。もしかすると、これがサイゴンの街の本来の姿なのかもしれない。フランスの植民地に敷かれ、よくも悪くもフランスの文化が入り込んだ街。当時からきらびやかな夜を演出していたに違いない。

旅人の一人にすぎない店主がどう思おうが、サイゴンの夜は悠久の流れを止めることはない。



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